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尺八上達術2 「息を切らない練習」


一音一音「ふ、ふ、ふ」のように息を切って吹いている人もよく見かけます。
これはエネルギーの無駄遣いですので、不必要に息を切るのはやめましょう。

車もスタートの時には大きなエネルギーを使います、エンジンを必要以上に回して効率の悪いローギアでしかもクラッチをきっちり繋がずに滑らせながら動かし始めます。
大体止まっている物を動かそうとすると、大きなエネルギーが必要になります。

音も立ち上げるときに大きなエネルギーを使います、いったん鳴ってしまったら後はその状態を維持するのに必要なブレスを足して行けばいいだけです。

ところがせっかく立ち上がった音をいちいち消してから、吹き直すのは、来るまで言えばずーっとローギアで多くのガソリンを使ってエンジンを必要以上に回し続けるのと同じです。

一音を鳴らし続けるロングトーンしかやっていないと、一音一音切って吹いていることにすら気がつかない人もいます。

常に二つ以上の音を一息で吹く練習をしましょう。

初級の方は、その日最初に吹くのはチかレがおすすめです。

隣り合わせの音に息を切らずに移行する練習をします、その場合には必ず低い音に移るなら、その音の声を出すような感じで喉も低い状態にします。
これを忘れないで下さい。
体の状態を固定して指だけ動かしても、特に低い方の音はろくな音が出ません。

低い音を出す喉の状態のまま、高い音を出すのは、まあまあそこそこ上手く行きます。
でもその音の声を出すような喉の状態に出来た方が、ベストな音が出せます。

この方法でオクターブの跳躍の練習もして下さい。

今月号の邦楽ジャーナルに「演歌をかっこよく吹く」とか何とか題して、吹き方を解説しているページがあります。
そのなかに「甲の音から乙の音に移る場合、一瞬音が途切れがちになるので、軽くタンギングをするといいでしょう」と書かれています。

確かに、喉の状態を甲のままにしておいて、乙を吹くと、乙のために必要なブレスの量がすぐに確保できないので、確かに途切れてしまします。
だからといって、わざわざタンギングを使うのはいかがな物でしょうね?
大体タンギング自体が音を切るテクニックなので、途切れることを解消出来ていませんね。

口を硬直させるタイプの人は、喉の方まで硬直させてしまい、瞬時に喉を広げて大量の息(乙の音をドライブするのに必要な息の量です)を送ることが出来ません。
こういう人は吹き方から直さなければならないので、今すぐどうにかするためには「タンギング」ということなのでしょうけれども、本当はそんな情けないことにならないように、喉や口の中を歌うのと同じように自由に出来る口の作り方を最初から心がけるべきだったんですね。





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